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オリーブオイルってどんな効果がある?健康・美容にいい?簡単解説!

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オリーブオイルは身体にいい!そんなことを聞いたことはありませんか?よくわからないけどおしゃれな料理に使われていたり、女性が好んで使っている印象を持っている人もいるのではないでしょうか。

この記事ではオリーブオイルを摂取することで期待ができる効果や、オリーブオイルの種類などを解説しています。
オリーブオイルに興味がある人はちょっと立ち止まって見ていってください。

オリーブオイルとは?

オリーブオイルとは?
オリーブオイルとは「オリーブの果実から絞られた油」です。

オリーブは地中海地方が原産で、果実から絞った油を現地で使い始めたといわれています。
海外の食文化が日本に入ってきて浸透し、現在では日本でも一般的な油の一種となりました。

一般的な油類は植物の種から絞られた油ですが、オリーブオイルはオリーブの果実そのものを絞ります。その後、油分を分離させてオリーブオイルの完成です。

イメージ的にはオリーブ果実のフレッシュジュースのようなものです。上質なバージンオリーブオイルはそのまま飲めるほどサラッとしているのも特徴です。

みなさんがイメージするオリーブの色は何色ですか?オリーブは成熟するにつれて色が変わり、収穫の時期によって果実に含まれるオイル量が変わります。
(オイル量が少ない)緑<紫<黒(オイル量が多い)

また、産地や栽培方法、収穫時期などによって風味などに違いがでることもオリーブオイルの特長です。

オリーブオイルの栄養素

オリーブオイルの栄養素

オレイン酸

オレイン酸は不飽和脂肪酸の一種で酸化しにくく、オメガ9系の油に分類されます。簡単に説明すると以下のようになります。

不飽和脂肪酸:魚や植物系の脂に含まれるもの。悪玉コレステロールの抑制をしてくれるすごいやつ!
オメガ9系:脂肪酸の分類のひとつ。血管を健康に保ってくれるすごいやつ!

体内でも作ることはできるが、不足がちになるため食事による接種が勧められています。

ポリフェノール

ポリフェノールは植物が光合成によって生成する抗酸化物質の事です。ほとんど全ての植物に含まれていて、植物の色や苦みの元にもなっています。

ポリフェノールの持つ抗酸化作用は人間にも有用です。人間の体内で生成される「活性酸素」を取り除いてくれます。活性酸素は体内の脂質を酸化させて過酸化脂質と呼ばれる物質に変えてしまいます。これにより免疫機能の低下や老化を引き起こすのです。このほかにも動脈硬化の原因にもなります。

クロロフィル

またの名を葉緑素といいます。理科の授業で聞いたことありますね。植物や藻類などに含まれる緑色の天然色素のことです。葉緑素は植物の成分ですが、人間の血液の色素と似た構造をしています。そのため、体内に摂取された葉緑素は血液中で鉄と結合し、赤血球や筋肉のヘモグロビンなどの色素に変わります。

また、食物を通して接種してしまう一部の有害物質を吸着して排出させる解毒作用も持っています。血管内のコレステロールを吸着する働きもあるので、コレステロールを抑えて血液の流れをよくする働きもあります。

オリーブオイルの効果

オリーブオイルの効果

オリーブオイルが健康にいいって本当?

オリーブオイルは健康に良いと言われています。オリーブオイルに含まれているオレイン酸やポリフェノール、ビタミン類など様々な成分が高い健康効果に繋がるとされているからです。料理に使ったり、そのまま飲んでも効果が期待できます。そのまま飲む場合は大さじ2杯ほどを目安に朝に接種するのがおすすめです。

抗酸化作用

オレイン酸、ポリフェノールに含まれる抗酸化作用により、活性酸素の攻撃を抑制してくれます。活性酸素は体内の脂質を過酸化脂質に変化させて免疫機能の低下や老化を引き起こします。

また、細胞へダメージを与えたり、動脈硬化などの生活習慣病の原因になります。これらはストレスでも増えるといわれていますが、抗酸化作用があれば防いでくれます。保湿成分も多いためシワの予防になり、美容効果にも期待できます。

生活習慣病の予防

悪玉コレステロールの増加や加齢により血管がもろくなったり、詰まったりすることがあります。そうなると動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病になることも。オリーブオイルに含まれるオレイン酸は悪玉コレステロールを抑制する効果があり、クロロフィルは血液の流れをよくする働きがあります。

血液がうまく循環しないと酸素や栄養素を体の隅々まで届けることが難しくなり、心臓に負担をかけてしまいます。オリーブオイルの摂取で、これらを抑制して生活習慣病の予防ができます。

腸内環境の改善

オリーブオイルの主な成分であるオレイン酸には、腸内を刺激して蠕動運動を活発にして排便を促す働きがあります。また、オリーブオイルには不溶性の食物繊維が含まれていて、便の硬さを調整する作用があります。そのため、腸内での便の通りが良くなって便秘が解消されやすくなります。

腸内環境の改善や免疫力の向上や、体脂肪を溜めにくい体づくりにも役立ちます。

オリーブオイルの注意点

オリーブオイルの注意点

保存方法

オリーブオイルの最適な管理温度は約15℃〜25℃と言われています。流しの下や床下収納などの冷暗所での保管がおすすめです。

注意したいのは冷蔵庫での保存。オリーブオイルを冷蔵庫で冷やすと固まりますが、使用するさいには溶かす必要があります。この繰り返しが劣化の原因となるので冷蔵庫での保存は控えましょう。

また、光と熱にも弱いので、日光が当たる窓際や調理のさいに暖かくなるコンロの周りも控えましょう。

賞味期限

オリーブオイルの使用目安は開封後1〜3ヶ月です。劣化しづらい油と言われているオリーブオイルですが、封を開けたら酸化が始まります。

酸化した油は体内で活性酸素が発生しやすく、体によいことではありません。嫌な匂いがしたり、泡が消えないなどの変化が起こった際には処分も検討しましょう。

カロリー

ヘルシーで体に良いイメージのあるオリーブオイルですが、他の油と変わらずカロリーは高い傾向にあります。実はカロリーだけで見ると「オリーブオイル>バター」なのです。摂取量には気をつけながら、普段バターやマーガリン、サラダ油を使用していた箇所をオリーブオイルで代用することがおすすめです。

オリーブオイルの種類

オリーブオイルの種類

バージンオリーブオイル

バージンオリーブオイルとは、オリーブの果実をしぼってろ過しただけの「一番しぼり」オイルです。4つのグレードがあり、最上位のグレードがみなさんも耳にする「エキストラバージンオリーブオイル」です。いくつもの厳しい基準をクリアしたオリーブオイルに与えられる称号で、オリーブオイル特有の香りと味わいが豊かに感じられます。

精製オリーブオイル

精製オリーブオイルとは、バージンオリーブオイルの中でも酸度が3.3%以上のものを対象に精製処理したオイルです。脱酸、脱色、脱臭といった精製工程を経ることで香りや風味、色味が失われます。精製オリーブオイルはほとんど無味無臭です。

ピュアオリーブオイル

ピュアオリーブオイルとは、精製したオリーブオイルとバージンオリーブオイルをブレンドしたオイルです。マイルドな風味でオリーブオイル特有の香りが苦手な方でも食べやすいことが特徴です。

オリーブポマスオイル

オリーブポマスオイルとは、オリーブオイルのしぼり粕から作られたオイルです。溶剤のような薬品を使って作られているもので工業用として扱われます。こちらを更に生成処理をして酸度を0.3%以下に落とすことができれば食用として販売が許されている国もあります。

オリーブオイルの選び方

オリーブオイルの選び方

おすすめは「エキストラバージンオリーブオイル」

健康や美容にもよいオリーブオイルですが、最もおすすめするのは「エキストラバージンオリーブオイル」です。

他のオリーブオイルに比べて精製の度合いが最も低く、期待される抗酸化作用の成分にダメージを受けていることが少ないためです。その分値段は高くはなりますが、高価な分よりよい効果を期待できます。

確認ポイント1:遮光性のある容器に入っている?

オリーブオイルは光に弱く、室内の蛍光灯の光でも酸化が進んでしまいます。上質なオリーブオイルを選ぶためには、遮光性の高い濃い緑や青の色に入ったものがよいでしょう。

確認ポイント2:酸度は0.8%以下になっている?

オリーブオイルのランクは酸度の数値によって分かれています。この数値が低ければ低いほど鮮度が良いことを示し、0.8%以下になっているものがエキストラバージンオリーブオイルと認定されます。

確認ポイント3:生産地はどこ?

オリーブオイルによっては生産地域や収穫時期などの生産情報が記載されている場合があります。しっかりと情報が記載されているものの方がより安心ですね。裏面を確認してチェックしてみてください。

オリーブオイルを使ったレシピ

オリーブオイルを使ったレシピ
サラダにかけたり、そのまま飲んだり、色んな使用用途があるオリーブオイルですが、スコーン作りに使うのもおすすめです。

小さめのスコーン4個分

小麦粉:100g
ベーキングパウダー;4g
砂糖:15g
オリーブオイル:30g
牛乳:30g
塩:ひとつまみ

①小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩をボウルに入れ、泡だて器で攪拌する
②オリーブオイルを加え、ゴムベラ・スケッパーで切るように混ぜる
③牛乳を数回に分けながら加え、ゴムベラ・スケッパーで切るように混ぜる(※練らないように注意)
④記事を手でまとめ、ラップにくるんで冷蔵庫で30分ほど寝かす
⑤めん棒で2cm程度の薄さに伸ばし、真ん中で切って重ねる
⑥⑤の工程を2~3回繰り返す
⑦セルクルで型抜きする(抜いた記事の側面をベタベタ触らないように注意)
⑧余った生地は再度ひとまとめにし、伸ばしてセルクルで型抜きする(最後に残った生地は手でまとめておく)
⑨オーブンを180℃で予熱し、20分焼く

※スコーンに別の食材を混ぜ込みたい時は③の後に入れて混ぜ込む
個人的なおすすめは以下の通り
甘い系:割った板チョコ、ナッツ類
おかず系:チーズ、ベーコンなど

通常バターが使用されるところをオリーブオイルに置き換えて作ります。
バターの数を0.9倍で計算して作ってみてください。
オリーブオイルの香りがしてとっても美味しいですよ。