今の職場がツライな…違う仕事にチャレンジしたいな…。そんなことを思っているあなた、実際に転職しようとしても何をどうすればいいか全くわかりませんよね。
今回は転職活動の準備や進め方を中心に解説していきます。
目次
押さえておきたい事前準備4選
自己分析
まずは自分がこれまで行ってきた仕事を振り返り、何ができて何が得意なのか?はたまた何が苦手で向いていないのかをしっかりと分析することが大切です。
振り返りを通じて転職して自分がどういうことにチャレンジしたいかの方向性を決めましょう。こんなポイントを中心に振り返ってみてくださいね。
- 自分の将来のビジョン
- 自分のスキル・得意なこと
- 仕事を行うことで心がけていること
- 自分が仕事で重視したいこと
自分がこれまで身につけたスキルや経験を明らかにすることで、職務経歴書の作成に役立ちます。社会人生活を時系列で振り返ってみましょう。
業界研究
自己分析が終わったら業界の研究を行いましょう。自分がこれからチャレンジしていく業界・仕事内容の理解を深めることで、これから必要なことや準備するべきことが明確になります。
業界によって働く環境に違いがでます。リモートワーク・フレックスタイム・休日シフト制など職種によって傾向も様々です。自身がどのようなことを重視しているを振り返りながら、業界のことを調べましょう。
しかし、初めてだと業界のことを調べるのもなかなか大変ですよね。そんなときはプロの力を頼るのも一つの手です。
転職エージェントサービスを利用することで、業界のことを教えてもらうこともできます。
転職の軸を決める
自己分析で自分のこと、業界研究で企業のことを把握したら、今度はその中で自分がどのように仕事をしていきたいかを明確にしましょう。
軸の決め方は色々あります。こんなポイントも参考にしてみてくださいね。
- やりがい重視!残業なんか気にしない
- 家族との休日も大切に!完全土日休み
- とにかくお金がほしい!給与・賞与重視
- 自分のスキルを活かしたい!同業界でのステップアップ
- 黙々と作業したい!仕事内容重視
ここで重要なのは最初から業界を絞り過ぎないこと。自分望む軸にさえ沿っていれば最初から業界を決めつけてしまうのは悪手です。
給与面を考慮すると未経験業界より、同業で自身のスキルや経験を活かせる環境が有利になります。重視したい点に優先順位をつけ、それに合う求人をいくつも探してみましょう。
職務経歴書の作成
チャレンジしたい業界が見つかったら職務経歴書を作成してみましょう。これまでの振り返りでまとめていた経歴やスキルなどをまとめるイメージです。
具体的な経験やスキルを記載することで、企業は職務経歴書を見るだけであなたの能力をある程度判断することができるようになります。
資格はあるに越したことはないですが、ここはあくまで補助的な要因。仕事に直結する重要な資格は効果的ですが、昔とったような簡単すぎる資格は記載を省いてもよいでしょう。
職務経歴書に決まったフォーマットはありません。自身の経歴やスキルを面接官が見やすいようにまとめましょう。
ネットで調べてまとめたけど、これでいいのかわからないな…なんて不安な人は転職エージェントサービスの利用もおすすめ。プロのエージェントが職務経歴書を確認してアドバイスをくれますよ。
気をつけよう転職活動時のNG行動
WEBに書いてあることを全て鵜呑みにする
転職の掲示板や企業の口コミサイトなどに色々な情報が掲載されていますね。これらを参考にするのは構いませんが、鵜呑みにするのは危険です。
他の人とあなたでは転職の軸が違えば、重視している点も違うのが普通。また、他の人の成功体験にすぎず、あなたがそのままうまくいく保証は一切ないのです。
まとめてあることを眺めるのはとっても簡単ですが、浅い知識だけで転職先を判断するのはリスクを伴います。しっかりと自分の力で希望する企業のことをしっかりと調べましょう。
周りが感じていることに流されるのではなく、自身が目指すこと理想を軸に自分で取捨選択・判断できるようになりましょう。
転職のタイミングを間違える
転職を行うにあたって、求人が増えたり、ライバルが少なくなる時期があったりします。
今の職場が嫌だから早めに転職しよう!なんて考えではなく、次に働く業界・企業に入るにあたって自分によりよい状況を作り上げましょう。
とは言っても初めての転職では何もわからないですよね。こんな記事も書いてるので、よかったら読んでみてくださいね。
人間関係の不満だけで転職する
転職時の悩みとして多く挙がるのが人間関係の悩み。確かに赤の他人と一緒に仕事をしながら過ごしていくので、合う合わないは絶対に発生します。
でもちょっと待ってください。あなたは今の職場の人間関係だけに不満を持っているだけで転職しようとしていませんか?
給与や休日、仕事の内容は転職前にある程度選ぶことができても、転職先で一緒に働く人間をあなたが決めることはできません。
今の悩みはそのまま次の転職先でも発生しうることをしっかりと認識しましょう。
重要なのは「人間関係の不満のみ」で転職を決めないこと。
他にも仕事の内容や給与面など、チャレンジしたいことや改善したい状況があるのであれば構いません。そちらはしっかりと選ぶことで改善をすることができるので。
とにかく転職したけど、前と何も変わらない…なんなら悪くなってしまった…なんて状況に陥らないように、転職をする理由もしっかりと考えましょう。
HSPと仕事
得意な仕事の特徴
静かで集中できる環境の仕事
HSPさんは人とのコミュニケーションはできるものの、同時にストレスも蓄積して行ってしまいます。自分のペースで集中できたり、注意深さを発揮できたりする仕事が得意です。
【例】ライター、編集者、プログラマー、デザイナー
共感力が活かせる仕事
HSPさんは人の気持ちを理解し、寄り添う能力に優れています。相手の話を聞きながら対応するような仕事が得意です。
【例】カウンセラー、セラピスト、看護師、社会福祉士
創造的な仕事
HSPさんは感受性が豊かで何かを創り上げることが得意です。細部へのこだわりをクリエイティブな仕事に活かすことができます。
【例】アーティスト、作家、イラストレーター、ミュージシャン
専門性が求められる仕事
HSPさんはものごとを深く考えることが得意です。一つのテーマを深く探求するような仕事に活かせます。
【例】研究者、分析官
サポートや裏方の仕事
HSPさんは細やかな気配りができます。サポートする立場に経って縁の下の力持ちとして力を発揮できます。
【例】秘書、管理スタッフ、バックオフィス業務
苦手な仕事の特徴
刺激が多い仕事
五感が鋭いHSPさんは光や音を含めた刺激が苦手です。騒音や一度に多くの人を相手にしなければいけない仕事ではストレスが溜まってしまいます。
【例】接客業(混雑する店舗)、イベントスタッフ
競争が求められる仕事
HSPさんは締め切りや人との競争など絶えず評価されるプレッシャーが苦手です。ノルマがあるような仕事は向いていません。
【例】営業、広告代理店、成績重視の販売職
即断即決が必要な仕事
HSPさんは緊張を強いられるような状況に弱く、とてもストレスがかかります。常に気を張っていなければ行けない仕事は苦手です。
【例】救急医療、警備員、消防士
対人トラブルが多い仕事
共感能力が高いHSPさんは感情的な影響を受けやすく、対立的な立場で相手と接しなければいけない仕事は苦手です。
【例】クレーム対応、法務担当
HSPの転職
現在の仕事に疲れている人もたくさんいるでしょう。自分の得意・不得意を知った上で転職活動をする際にはどのようにすればいいかを紹介します。
4つの転職方法 | |
サポート「なし」 | ①企業サイトの採用ページ |
②転職サイト(リクナビ、マイナビなど) | |
サポート「あり」 | ③ハローワークの利用 |
④転職エージェントの利用 |
企業サイトの採用ページで求人を探す
【メリット】 | 【デメリット】 |
自身の探し方次第でいろいろな求人情報を得ることができる。 | 求人内容が最新ではないことがあり、あとで条件面で折り合いがつかない可能性がある。 |
世の中にはたくさんの企業があるのでとても根気のいる作業になります。大きな会社は転職サイトに求人掲載をする余裕がありますが、中小企業では厳しいところも。
見つけにくい状況ではありますが、自分の頑張り次第ではピッタリの仕事を見つけることができる可能性があります。
転職サイトで求人を探す
【メリット】 | 【デメリット】 |
ひとつのサイト内で数多くの求人情報を探すことができる。 | 転職サイトに登録してある求人情報としか巡り合わない。 |
確認するサイトがひとつなのでシンプルなので便利です。一方でその範囲内のことしか情報を得られないので、自分に合う条件が全くない可能性もあります。
ハローワークで求人を探す
【メリット】 | 【デメリット】 |
希望する企業との仲介をしてくれる。職員さんに相談しながら職探しができるので不安感が少し和らぐ。 | 転職サイトに比べると、求人の内容が限定されている傾向にある。 |
地域密着の雇用情報に詳しく、地元企業の求人を多く扱っています。職業相談員があなたのキャリアプランやスキルに合った求人を紹介し、面接対策などもサポートしてくれます。
多くの人が集まっている場合があるため、窓口が混雑して時間がかかる場合もあるので時間に余裕を持ちましょう。
転職エージェントサービスで求人を探す
【メリット】 | 【デメリット】 |
自身に合う求人を提案してくれる。希望する企業との仲介をしてくれる。書類の書き方や面接のポイントをアドバイスしてくれる。 | 代理で行ってもらうため、こまめな情報共有が必要。 |
担当のキャリアアドバイザーがしっかりとサポートしてくれます。数多くの企業の中から条件に合った候補を提示してくれるので、仕事をしながら転職活動をしたい人におすすめです。
まとめ
転職はただすればいいというわけではありません。今後の自分の人生を左右するとても重要なアクションです。
しっかりと準備をし、やらないほうがいいことを避けて行動しましょう。
初めての場合は転職エージェントを利用するのがおすすめです。無料のサービスなのにプロのエージェントがマンツーマンで指導してくれます。
実際に転職エージェントを利用して転職した内容が気になるようであればこちらを読んでみてくださいね。