読書

【書評】「マーケターのように生きろ」相手から始めることがポイント!

マーケティングの簡単なお勉強です

みなさんこんにちは!あぶり(@aburi_514)です!

みなさん何のために仕事をしていますか?

「お金のため」「楽しいから」「成長のため」など人によって考え方・感じ方は違うでしょう。

それでも仕事をしていく中で自分の仕事の「スタイル・取り組み方」というものはありますよね。

私は周りとの価値観・スタイルの違いのせいで温度差やモチベーションの違いに苦労しています。

そんな時にであったのが「マーケターのように生きろ」です。

著者の井上大輔さんは、広告会社でプランナーとして経歴をスタートし、以降ニュージーランド航空、ユニリーバ、アウディなどのマネージャーを歴任し、現在ソフトバンクのメディア統括部長をされていらっしゃる方です。

主にマーケティングを担当されている「マーケター」です。

本書はマーケターとしての考え方だけではなく、マーケティングに関する知識を再確認できたり非常に有意義なものだったと思っています。

マーケティングを学びたいと思っている方にも良い気づきがあると思うので簡単にご紹介します。

マーケティングとは?


みなさんはマーケティングという言葉を聞いてどんな連想をしますか?

市場調査、広告プロモーションなど色々な捉え方があると思います。

マーケティングという言葉は抽象的なもので、本当に日本語に訳すことが難しいですね。

マーケティングに関する誤解

マーケティングとは広告宣伝である
→商品力を高めることもマーケティングである。

有名なマーケティングの4Pに着目しても広告宣伝にあたるのは「promotion」ひとつだけで全体の1/4でしかない。

いい商品を作ればマーケティングはいらない
→いい商品でも知られていないものは山ほどある。

多くの人に知ってもらわないと商品・サービスは売れることがない。

マーケティングの定義

本書ではアメリカ・マーケティング協会が定める定義が紹介されています。↓↓↓

【マーケティングとは、顧客・パートナー・社会全体にとって価値ある提供物を、創造し、伝達し、運搬し、交換する、活動・一連の組織プロセスである】

?????

ちょっと難しいですね。

ポイントを3つに分けるとこんな感じです。

ポイント1:マーケティングは・・・活動・一連の組織・プロセスである
マーケターという職種があるので専門的な分野・組織と思いきや、どんな仕事でも活動やプロセスの中にもマーケティングに該当することはあるとのこと。

つまり特定の「作業」がマーケティングというわけではなく、立場を変えて一見違う活動のようでもやっていること自体はマーケティングの一環ということもあるのです。

だからこそ抽象的な感じになっちゃうのかもね。

ポイント2:マーケティングは・・・顧客・パートナー・社会全体にとって
マーケティングという言葉を聞いたとき営利目的で活動する企業が行うものと想像してしまう人もいるのではないでしょうか。

これは必ずしも相手が顧客である必要はありません。

大学(学生を集める)・政治家(投票を呼びかける)・慈善団体(寄付金を募る)など、どんな組織でもマーケティングというプロセスは発生します。

ポイント3:マーケティングは・・・価値のある提供物を、想像し、伝達し、運搬し、交換する
これこそがマーケティングの本質である。

マーケターのように生きるための目指さなければいけないことでもあります。

作り上げて、相手に渡す(交換する)までが重要ということだね

マーケティングの4つのプロセス


【市場を定義する】
価値を提供する相手を誰にするか決めること。

作り出す価値が誰を相手にしたものなのかを決めることが出発点となる。

【価値を定義する】
相手の求めることを深く探ること。

相手が何に困っているのか、何を欲しているのかを探り、どのような形で解決や提供できるかを決める。

【価値を作り出す】
定義した価値を実際にカタチにすること。

定義した価値を実際の商品・サービス・コンテンツ等に表す。

【価値を伝える】
実現した価値を相手に伝えること。

相手の課題の解決方法や価値を作り出しても知られなければ相手の役には立たない。

このプロセスは自分が相手の役に立つために欠かせないプロセスである。

価値の4象限

この図は縦軸(機能的or情緒的)、横軸(顕在的or潜在的)とみてマトリクス図にしたものです。

それぞれの項目を「ペットボトルの水」を例に説明するとこんな感じになります。

実利価値・・・のどの渇きを癒やしてくれる

保証価値・・・水の品質がしっかりしていそう

評判価値・・・持っている、飲んでいる人がおしゃれ(ブランドありき)

共感価値・・・精神的な充足を得られる(好きなブランドを使用することで)

このようにたった一本の水でも色々な価値を提供できることがわかります。

「のどの渇きを癒やしてくれる(実利価値)」はどんなを選んでも大きな差はありません。

ですが残りの3つの価値はどうでしょう?

企業がその商品をどのようにブランディングするかによって提供できる価値は大きく異なります

単機能な商品であればあるほど、ブランディングが重要だと気づくことができる良い例だね。

あとがき


ここまで主にマーケティングの基礎知識・考え方をまとめました。

著者の井上大輔さんが発信している「マーケターのように生きる」とは、これらのことを踏まえて

相手からスタートし、常に相手に寄り添い、相手の役に立つことをゴールにする。

という生き方です。

これはただ相手のことを考えて相手に尽くすというわけではなく、自分自身に「結果としての」見返りを期待しながら、現実的な事実・データを重んじて活動することです。

これができるようになれば相手に価値を提供できる人間になり、周りから求められる人になれそうだね。

私はこれまでマーケティングを概念であり、ひとつの手法のように捉えていました。

ですがこれを生き方に落とし込むことで自分の仕事のスタイル・やりがいに軸を持てそうだと感じることができました。

これからの「個の力」が重要視される時代にとって、自分ができることを明確にするのは大切です。

ご自身で一度読んでみてはいかがでしょうか?

いろいろな価値が提供される良い本だと思いますよ。